アメリカ大陸横断鉄道の旅 4 〜レイクショア・リミテッド号でボストン、そしてニューヨークへ〜


6月18日(金)

いよいよシカゴから東海岸のボストンへ向けて出発します。乗る列車はレイクショア・リミテッド。五大湖のほとりを行く列車です。この列車。ニューヨーク州のオーバニー(アルバニー)でニューヨーク行とボストン行に分かれます。ボストン行には寝台車が連結してないので、オーバニーで乗り換えることにしました。

シカゴ ユニオンステーション アムトラック1等待合室 空港にあるようなモニターの発車案内
こちらも飛行機のように出発ゲートが決まっています。 これがレイクショア・リミテッドです。
西海岸を走る2階建のスーパーライナーとは違い、
丸みを帯びた平屋の車体です。

接続列車待ちのためいきなり2時間遅れでの出発でした。

それでは客室内の様子を見ていきます。
通路の両側に個室がなっています。
出発後すぐにベットがセットされました。 昼間の状態。
個室の片隅です。これなんだと思いますか? なんと洗面台付きです。 そしては下段はトイレです。
しかし、狭い個室にトイレまでついているのは
ちょっと考え物です。匂いは全くありませんが、
枕元にトイレがあるというを想像してみて下さい。

6月19日(土)

ナイアガラの滝で有名なバッファローに到着です。 CSXのディーゼル機関車
緑の清々とした景色の中を進みます。 ロチェスター駅に到着です。
湖水地方を列車は進みます。 大きな川を鉄橋で越えます。

オーバニー(アルバニー)に到着です。 これが寝台客車です。上の窓は二段ベッドにしたときにための
もので、二階建てではありません。
SLEEEPING CARのサイン オーバニー駅名標 
オーバニーはニューヨーク州の州都になります。
こちらはカフェカーになります。 ホーム反対側にはボストン行が停車しています。
列車が分割するのかと思っていましたが、別列車に乗り換える
ようです。
オーバニーからボストンまではコーチシート(座席)に乗ります。 コーチシートの車内 日本の特急列車と同じ感じです。
写真からは分かり難いですが、
グリーン車よりも広いシートピッチです。
オーバニーを出発しました。最後尾からの眺め

牧場が見えてきました。 湿地帯の中を進んでいきます。
護岸工事のされていない川はとても美しいです。 列車が遅れて、お腹もすいてきたので、カフェカーで
チーズバーガーを買いました。ビニールにはいっているものを
電子レンジでチンしてくれます。これで6$ほど。ちょっと高いです。

ボストン サウスステーションに到着です。
これで、西海岸から東海岸まで鉄道で走破しました。
ボストン サウスステーション ゴシック調の立派な建物です。
ボストンに到着したレイクショア・リミテッド 客車側から オーバニーから牽引してきた機関車。2時間遅れでの到着です。

6月20日(日)

翌日はボストンの市内を観光しました。

ホテル近くのバックベイステーション 駅名標と郊外鉄道と地下鉄路線図
ボストンの地下鉄 オレンジライン
ボストンの地下鉄はアメリカで最も古い地下鉄になります。
古めの地下鉄車両が走っています。
レッドライン ハーバード駅 あの有名なハーバード大学の最寄駅です。
グリーンライン 路面電車タイプです。 郊外に出るとLRTになります。

宿泊したマリオットホテルからボストン市街を眺めています。 ボストンはアメリカ最古のものが沢山あります。
これは旧州議事堂1713年に建てられたものです。

6月21日(月)

ボストンからニューヨークに向けて出発します。ボストン―ニューヨーク―ワシントンは東部回廊線とよばれ、日本で言えば東海道本線のような重要路線で、アメリカ版新幹線のアセラが運行されていますが、4月下旬よりブレーキ系統に不具合があって運休していました。乗りたかっただけに残念です。しかし、東海道新幹線のように10分とかの高頻度ではなくそれでも1、2時間に1本程度の運転本数で十分足りてしまいます。アセラが運休してるからといっても、特に混乱の様子もないところからも、アメリカではまだまだ鉄道は旅客輸送の主役にはなっていません。しかし、それでも、この区間は、乗車時間も3、4時間ほどで、比較的乗りやすい区間ですので、アメリカに来たなら、この区間くらいは鉄道での移動をお奨めします。

発車案内 9時35分発 ワシントン行 リージョナル号に乗ります。 発車までの間、例によっていろいろ写真をとりました。
こちらは近郊電車になります。2階建てタイプ。 これは平屋タイプです。
リージョナル号
アセラが運休していたため車内はかなり混雑していました。
カフェカー 
隣の売店で買ってきたものをここで食べたり飲んだりします。
緑豊かなところを通ります。 ニューヘブンに到着します。
今回乗れなかったアセラが留置されていました。 ニューヨーク ペンステーションに到着です。

ニューヨーク最初の晩は大リーグ観戦です。
ヤンキーススタジアム
お目当てはもちろん松井選手です。

      1 サンフランシスコ編
      2 カリフォルニアゼファー号
      3 シカゴ編
      4 レイクショア・リミテッド号
      5 ニューヨーク編
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