むさしの奥多摩号と御岳登山鉄道


2006年のゴールデンウィークは休みもほとんどなく、仕事ばかり。そして空き時間は東西線ばかり追いかけていたのだが、5月6日はちょっと休むことができて、また東西線に行くのもさえないなって思ってたら、青梅線に素敵な臨時電車が走るという情報をインターネットでゲット。青梅線は日帰りにはもってこい距離。切符もホリデーパス使えばいいしということで、早速出かけることにした。


これから奥多摩へ行くというのに、まずは大宮へ向かう。(笑)。というのもむさしの奥多摩号が大宮発だからだ。しかし有楽町から大宮へ行くのってなんか中途半端だ。上野で乗り換えるのも面倒で、時間に余裕もあったので、京浜東北線でちんたら向かう。大宮へついたら、なんか珍しい列車が次々にくるというのでむさしの奥多摩号が入線するまでまずはいろいろ撮影。特急おはようとちぎ号、快速足利藤まつり号、そしてカシオペアなんかを撮ってくる。そうこうしているうちにむさしの奥多摩号も入線。小山の湘南色の115系でなんとヘッドマーク付きという今時涙が出るほど嬉しい編成である。


115系 快速むさしの奥多摩号 大宮駅 ヘッドマークがいい感じです。

待ち時間を利用して撮影 185系 おはようとちぎ おはようとちぎ ヘッドマーク
臨時快速 足利藤まつり号 足利藤まつり ヘッドマーク
寝台特急カシオペア

4両編成の車内はほぼ座席が埋まり、大宮を出発。まずは湘南新宿ラインが通る貨物線を南下する。ほどなく武蔵野線への短絡線に向かうために地下へもぐる。長いトンネルを抜けると武蔵野線に合流する。最初の停車駅は北朝霞。東所沢をでると再び長いトンネルで新秋津に到着。立ち客もちらほら出るようになる。さらにまた長いトンネル。このトンネルの中で、武蔵野線から中央線へと向かう短絡線へ入っていく。やっと外にでると中央線と合流し、立川に到着。ここから再び青梅線に入るための短絡線へと入る。青梅特快も通るルートで珍しくもないのだが、下り線だけが本線とは大きく離れたところを通るという変わった短絡線である。この列車、このように、東北貨物−武蔵野、武蔵野−中央、中央−青梅と3箇所も短絡線を通る。本当に鉄には感動ものである。青梅に停車するとやや車内が落ち着く。ここから車窓左側に多摩川の渓谷が見られるようになる。御岳に到着すると多くのハイカーがここで下りていく。御岳駅で時間調整のため10分程停車。その間、多くの鉄が写真撮影。自分もご多分に漏れず、写真を撮る。

御岳駅 奥多摩方 大宮方
快速 むさしの奥多摩 ヘッドマーク サボ
終点奥多摩に到着です。 青梅方から撮影

御岳を出ると、さらに渓谷が深くなり、30分程で終点奥多摩に到着した。奥多摩で特に用もないので、折り返しの電車に乗りたいのだが、次の列車まで時間があったので、駅構内の蕎麦屋で早めの昼食。201系で御岳へと戻る。御岳では駅前からバスに乗り換えて約25年ぶりに御岳ケーブルに乗りに行く。

奥多摩駅 201系 青梅行
奥多摩駅 東武浅草に負けずとも劣らないこの隙間。 御岳駅

ケーブルカー乗り場まではバスで10分。ケーブルカーは御岳登山鉄道という立派な鉄道会社の名前がついており京王の傘下に入っている。ケーブルカーの駅も滝本という駅名がついている。滝本駅には土産物があり、観光客で多いに賑わっている。ゴールデンウィークということで普段は20分間隔のケーブルカーも今日は10分間隔で運転されている。まずは青色塗装の青空号で登る。車体には御岳山に自生するレンゲショウマが描かれている。ケーブルカーは出発するとすぐにケーブルカーでは珍しい鉄橋を超える。途中オレンジの日出号と交換し、約5分で御岳山へと到着する。ここからリフトに乗り換えて大展望台へと向かう。観光リフトだが、御岳平なんて立派な駅名標まで設置されている。ケーブルカーとリフトの組み合わせは、他には福岡の帆柱ケーブル、兵庫の妙見ケーブルにもある。ブラブラと足を投げ出して気持ち良く乗っているといきなり記念撮影をされる。なんだ、なんだと思っているとまもなく終点。その終点で、なんとほんの数分前に撮られた写真が売ってるではないか。デジカメとプリンタのなせる業なんだろうが、1枚500円という値段も手ごろになったものだ。おかげで 、ほとんどの客が買い求めているので、自分も1枚買ってしまった。(笑)。

御岳駅からケーブル下まではバスで約10分です。 御岳ケーブル 滝本駅
こういう感じにケーブルカーの走行風景が見られるのは珍しいです。 青空号 レンゲショウマが描かれています。
これからこの急勾配を登っていきます。
まずはケーブルカーでは珍しい鉄橋を超えます。
日出号とすれ違います。
御岳山に到着した青空号 御岳山駅名標とケーブルカー運転室
御岳山駅 ここからリフトに乗り継ぎます。
御岳平という駅名がついています。 リフトに揺られのんびりと進んでいきます。
リフトの終点 大展望台駅 上は食堂になっています。 展望台からの眺め 
この日は天気は良かったんですが、霞んでいました。
御岳神社 御岳神社本殿

リフトの終点は展望台を兼ねた食堂になっているのだが、ここには寄らず、せっかく来たのだから御岳神社へと向かう。リフトに乗ったのは少しでも上る距離を短くしようという魂胆だったのだが、実は御岳神社へはリフトに乗らなくても同じ距離であまり変わりない。まずはハイキングコースを10分、そして今度は住宅街を5分、そして両側に御茶屋や土産物屋が続く参道を5分歩くと御岳神社の下に着いた。ここから急で長い階段を上るとやっと境内に到着する。参拝をすませ、元来た道を戻る。ケーブルカー駅に直行してもよかったがせっかくリフトの往復券を持っているのでリフトの山頂駅へと向かう。帰りのリフトに乗って気が付いたのだが、リフトというのは上りより下りの方が眺めがいいものである。そういえば、リフトってスキーなんかよく乗るけど、スキーの時って上りだけで下りは乗らないじゃん。なんか新鮮な気持ちだ。ケーブルに乗り換えるが行きは青空号だったので当然帰りは日出号に乗るため1本待つ。臨時増発をしているおかげで、10分少々待つだけで次がやってくる。最近、こんな活気のあるケーブルカーに乗るのは本当に久しぶりである。

参拝を終え、帰ります。 帰りのリフトの方が眺めがいいです。
帰りは日出号にしました。 滝本駅に戻ってきました。

バスを乗りついで御岳駅へ。今日の予定はこれえで終了ということで東京へと戻る。運よく、201系四季彩がやってきた。この四季彩、最近塗装が変更され(以前の塗装はこちら)さらにカラフルな車体になった。青梅からはちょうど、青梅特快が接続する。

201系 四季彩 奥多摩駅 塗装は2代目になります。初代はこちら
四季彩ヘッドマーク 奥多摩方から撮影
それでは1両づつ見ていきます。まずは青梅方先頭車の「春」 桜が描かれています。
次が夏 奥多摩の代表する花「レンゲショウマ」です。 そして奥多摩の山々です。
3両目は秋 もみじの紅葉です。 もみじの葉が描かれています。
最後は奥多摩方先頭車 冬は雪の結晶 そして柚子です。

拝島に到着したところで、このまま東京に帰ってもちょと時間が早いので、特に意味もないが、五日市線で武蔵五日市まで行くことにする。こんな機会でもなければ五日市線なんかに乗る機会もないしね。

青梅特快 拝島駅 快速むさしの奥多摩号 こんなところで昼寝していました。拝島駅
拝島駅 これから武蔵五日市に向かいます。
武蔵五日市駅

五日市線往復を追えて、今度こそ東京へ。拝島でまたまた運良く、青梅特快に乗る継げる。今度こそ東京へと思っていたのだがいろいろあって中野で下車。ついでにいろいろ写真を撮ってきました。土日の中央線は臨時列車がいろいろくるんですよ。とりあえず、201系でありながら絵入りのヘッドマーク付きのホリデー快速あきがわとホリデー快速を撮影。そんな感じで、GWの1日、ほんとうに小さな鉄を楽しむことができました。

ホリデー快速 あきがわ号 土休日に3往復走っています。 ホリデー快速あきがわ号 ヘッドマーク
ホリデー快速あきがわ号 側面方向幕 ホリデー快速おくたま号 側面方向幕
後ろ6両はホリデー快速おくたま号です。 ホリデー快速 おくたま号 ヘッドマーク
中央特快 快速はオレンジの幕です。

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