東横特急に乗って


平成13年3月28日東横線に東急初の特急が登場した。従来の
急行「渋谷−中目黒−学芸大学−自由が丘−田園調布−多摩川−武蔵小杉−日吉−綱島−菊名−横浜−桜木町」と隔駅停車と皮肉られていたものから、
特急「渋谷−自由が丘−武蔵小杉−菊名−横浜−桜木町」となり見事に汚名を返上したものになっている。また、従来の急行の格上げではなく、完全に特急の増発であるうえ、自由が丘、菊名では緩急結合がなされ、特急の停車駅以外にも最大限の配慮がなされている。これにより東横線は日中、1時間あたり、特急4本、急行4本、各駅停車8本、日比谷線直通が2本というパターンになった。これは、先にJRが横須賀線、埼京線を使って、横浜から、渋谷、新宿を通って、大宮までの直通列車を走らせる計画に対抗したものとも思える。

こんな大変革のあった、東横特急に乗ってみて簡単なレポートをしてみた。結論から言うと、スピード自体はそんなに早く感じないが、やはり停車駅が少ない分、かなり早く感じる。また、今まで、1時間に4本の急行に乗客が集中していたものが、特急に分散され、平日昼間でもすし詰め状態だったのが、ずいぶん車内に余裕がでてきており、着席のチャンスも随分あがったように思える。これは乗客にとってかなりのサービスアップであり、特急、急行合わせると、1時間8本が優等列車になり、待たずに乗れるという点でも効果は大きい。
数年後にはみなとみらい21線にも乗り入れることになっており、JRを迎え打つ準備は万端整ったと言える。また、今後は日吉まで目黒線が東横線の複々線として延長され、さらには、渋谷で現在建設中の13号線との総合乗入れも検討されており、東横線からはますます目がはなせない。


渋谷駅 特急は2番線から発車する。
9000系 特急 9000系方向幕 特急カラーはオレンジ 田園都市線の快速を思い出させる
8000系特急 ヘッドマーク付 特急ヘッドマーク 桜模様がついている。
やや正面から。こうして自分より年上の8000系が
最優等列車で活躍してるのは嬉しい。

最後は通過灯付き。

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