キハ58修学旅行色おもいでページェント号
と快速あいづライナー 巡り


 冬の18きっぷの季節となり、まず第一弾として、キハ58修学旅行色のおもいでページェント号を見に行くことにした。以前から乗りたいと思っていたのだが、夏に陸羽東線をおもいでゆけむりとして走っていた時にはいろいろあって乗りに行けず、半ば諦めかけていたのだが、今回、郡山−仙台間におもいでページェント号として走るということで、今度こそ行こうと決めたのだ。しかし、この情報を知ったのはすでに1ヶ月を切っており、残念ながら指定券が入手できなかった。それでも見に行くだけでもと思い、今回の鉄を決行することにした。
 まずは上野から宇都宮線で出発。いつものことながらグリーン車に乗るのだが、余ったオレンジカードを使うため、上野駅で1度改札口を出て、券売機で磁気グリーン券を購入。乗る電車は快速ラビット宇都宮行だが、値段も同じなので黒磯まで購入してしまう。出発すると、グリーンアテンダントが改札にくるが、その時に、黒磯までのグリーン券を提示すると、乗り換えの際はこのグリーン券をお持ち下さいと案内された。しかし宇都宮からの接続列車にはグリーン車は連結されておらず、この案内には???「宇都宮線からの黒磯までの接続電車にはグリーン車は連結されておりませんので、ご了承下さい。」という案内が正解じゃないのかな?
予定は上野発8時16分発の各駅停車に乗る予定だったのだが、2本早い7時56分発快速ラビットに乗ってしまったため、時間に余裕ができたため、宇都宮駅で駅弁を購入してしまう。宇都宮からはグリーン券を持っているにもかかわらず、211系のロングシート。詐欺だ!訴えてやる!(笑)
 黒磯でも40分程待ち合わせ時間がある。昔は那須の玄関口であったが、今は、新幹線の那須塩原駅になってしまい、広い駅前ロータリーは客待ちのタクシーとバスのいないバス停がなんとも寂しい。数年前までは駅弁も売っていたが、今はその業者も撤退してしまった。黒磯からは交流区間となり、701系で郡山へ向かう。


上野→宇都宮→黒磯→郡山
E231系 快速ラビット 宇都宮行 グリーン車で出発です。
211系 黒磯駅
宇都宮駅 下野山菜弁当 名前の通り山菜がメインです。また大豆で作った肉?も
入っています。
701系 EF210 貨物も頻繁に通ります。ここで機関車が交流機から直流機に
付けかえられます。 黒磯駅

郡山には : に到着。さすがに東北の玄関口ということで東京より寒い。お目当てのおもいでページェント号は13:35発なので、50分ほど時間がある。それまで、郡山駅に発着する列車の撮影なんかをして時間を潰す。おもいでのページェント号は少し早めに入線してくるかと思っていたのだが、発車の5分に入ってきた。黄色と朱色のツートンカラーの修学旅行色は初めて見るので新鮮である。先週走った急行おもいであがのではヘッドマークなしで走ったが、今回は「おもいで」のヘッドマーク付でやってきたのも嬉しい。あまり時間がないので、手際良く撮影をする。東京ではこういうイベント列車の時は、多くの鉄道ファンがホームに溢れて大騒ぎになるのだが、さすがに郡山だと、多少ファンが集まってはくるがそれほどでもない。また駅員がおもいでページェント号の横断幕もかかげる。少々慌しくおもいでページェント号は仙台へ向けて出発していった。

キハ58 おもいでページェント号
キハ58 修学旅行色 発車案内
おもいで ヘッドマーク サボ
おもいでページェント号 横断幕 今回は郡山→仙台間の快速おもいでページェントとして
走りました。

郡山駅
郡山駅 キハ110 磐越東線
701系 黒磯行 719系 磐越西線
455系が引退して719系が入りました。 側面には赤べえのイラストが描かれています。
前面は黒、側面は赤と黒の帯になりました。 もう少しアップで

さて、今回の目的を果たしてしまったのだが、せっかく郡山まできたのだから、土日のみ運転される485系快速あいづライナーに乗ることにした。まずはそのあいづライナーを迎えにに行くべく、磐梯熱海へと向かう。磐越西線は455系が引退し、719系がラインカラーを黒と赤に変えて導入された。先頭と側面にはあいづのマスコットである赤べえのイラストも描かれている。磐梯熱海までは快速で20分ほどで到着。磐梯熱海といえば、郡山の奥座敷とも呼ばれる温泉場、あいづライナーまで40分程時間があるので、駅前の足湯につかって時間を潰す。
以前は会津若松からは東北新幹線開業後も特急あいづが上野との間を1往復していたが、その後、郡山までに短縮された特急VIVAあいづ号に変更され、これも、結局快速に格下げされて、現在は485系使用の快速は土休日のみの運転となってしまった。それでも、今や、引退が進む485系に乗れるのは貴重な存在になりつつある。

郡山→磐梯熱海→郡山
719系で磐梯熱海まで行きます。 磐梯熱海駅に到着です。
磐梯熱海駅 駅前に足湯があります。
磐梯熱海駅 駅名標 485系 快速あいづライナー4号
郡山まで戻ってきました。 少し斜めから
あいづ ヘッドマーク 側面には赤べえの大きなイラストが描かれています。

再び郡山へ戻ってくる。そのまま東北線で戻ってくるのも芸がないので、今回は磐越東線、常磐線経由で帰ることにする。磐越東線は110系の2両編成。ちょうど夕方の通学時間帯と重なり車内は座席がほぼ埋まるほどの混雑率。各駅にとまるごとに少しづつ乗客がおりて行き、小野新町でガラガラになった。冬の夕暮れは早く、そろそろ暗くなってきた : に終点いわきに到着。いわきからは、上野口からは引退した415系1500番台で水戸へと向かう。2時間近くのロングシートでさすがに、けつがいたくなる。水戸からはE531系、最後の行程もグリーン車で。さすがに普通車とは座りごこちが違い、2時間座っていても、疲れることはない。常磐線沿線ではかつては大甕から日立電鉄が出ていたが、廃止になっており、また石岡からは鹿島鉄道が出ていたが、こちらも2年前に廃線になり、現在、その跡地は駐車場となってしまっている。個性的な気動車がたくさんあったので、残念でならない。首都圏から比較的近い茨城県でも地方ローカル線の経営は厳しい。
 土浦では、後ろに5両を増結し、15両になって上野を目指す。かつて万博中央駅であったひたちの牛久、関東鉄道竜ヶ崎線の分かれる佐貫を過ぎ、藤代を出ると、デッドセクションを超え、直流区間に入る。415系ではでは室内の電灯が消えて、デッドセクションとわかったが、最新鋭のE531系では、電灯は消えず、かすかに空調が切れる音でそれとわかる。まもなく取手に到着し左側にはこの時間帯は使用されていない複々線の線路が現れ出す。立派な施設があるのにもったいないことである。
 千葉県に入ってくると、かなり都心っぽくなり、新京成、武蔵野線など各線と交じるようになる。東武、つくばエクスプレスと並ぶように荒川を渡ると北千住となる。南千住、三河島と停車し、日暮里で山手線と交わると、まもなく終点上野に到着。今回の鉄も無事終わるをむかえた。

郡山→いわき→水戸→上野
郡山駅 ずうずう弁 中身は幕のうち弁当です。
キハ110系 磐越東線 415系1500番代 いわき→水戸
現在土浦以北でしか走っていません。
E531系 水戸→上野 帰りもグリーン車で帰ってきました。

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