韓国 セマウル号とKTXの旅


2008年6月18日〜21日まで韓国を訪問した。まずは、釜山に飛ぶ。折りしも梅雨前線が南下中で、JL957釜山行は現地天候によっては成田へ引き返すこともあるという条件付飛行となった。2時間足らずの飛行時間で、機内食はサンドイッチのランチボックス。肉や魚を選択するまずい機内食を出されるよりは、かえってこの方がいい。さて、降りられるかどうか不安だったが、雲の中に突っ込みながらもなんとか無事着陸した。


東京→釜山
スカイライナー JL957 釜山行 Boeing767
JL957 釜山行 飛行機から見た富士山

釜山では、夜に少し時間があったので、地下鉄で街に出てみた。その時の様子を紹介する。

釜山の地下鉄
冬柏駅 ホームの様子
駅名標 駅番号・ハングル・ローマ字・漢字 表記になっています。 地下鉄の入線です。
日本の地下鉄同様、ステンレス製できれいな車両です。 市内中心部はホームドアのある駅もあります。

翌日6月19日、天気の心配もあったが、ご覧のような快晴。釜山からセマウル号で古都慶州へと向かう。ホテルから近い釜山の次の駅である海雲台駅からセマウル号に乗る。出発してしばらくは右手に海岸線を見ながら進んでいく、海の向こうに遠ざかる釜山の街が見える。1時間ほど走ると韓国を代表する企業である現代グループの本社があるウルサンに到着。さらに30分ほどで、慶州に到着した。

釜山→慶州
海雲台駅 釜山の次の駅になります、韓式の駅舎です。 発車案内
改札内から駅舎を見ています。 ホームの様子
セマウル号の入線です。 特室車 車内の様子
海岸線を走ります。 貨物列車
タンク車です。 釜山行とすれ違います。
慶州に到着しました。 サボ セマウル号 ソウル行です。
側面 KORAIL ロゴ 後ろ側はカラーリングが異なっていました。
慶州 駅名標 ホームの様子
留置線の奥に作業車がとまっていました。 ホーム側から見た駅舎
慶州駅 古都にふさわしい韓式の美しい駅舎です。

6月20日、釜山からソウルまで韓国の新幹線KTXに乗る。フランスのTGVの技術を利用したもので、車両はTGVにそっくりで、両先頭車が電気機関車になっている。中間車は連接台車になっている。路線は東大 までは在来線を走行する。そのため、速度も速くはない。東大 から新幹線の専用軌道を走行し、新幹線の本領発揮となる。約2時間でソウルに到着した。今回は1等車を利用したが、窓の桟が大きく、一部で外の景色がよく見えない座席があるのは残念だ。その点、日本の新幹線は車両の技術もさることながら、アコモディションにも細かな気配りがされている感じがする。また、前述したように、釜山−東大 間が在来線のため、この部分の速度が遅い。現在、計画中であるようなので、ここが高規格新線になるとさらに早くなると思われる。

KTX
釜山駅 駅名標
KTX 側面の様子 連接台車や車両断面などフランスTGVと同じです。
KTX ロゴ KORAIL ロゴ
車内 特室車の様子 3列シートになっています。 ソウル 駅名標
ソウル駅 ホームの様子 ソウル駅
東京駅・中国しんよう駅と並んでレンガ作りのアジアの3大駅の
一つです。

今回は4日間で釜山、慶州、ソウルと駆け足で巡ったが、その少ない日程の中、釜山の地下鉄、セマウル号、KTXとそれなりに鉄道の旅を満喫できた。韓国はソウルオリンピック以来急速に発展し、特にソウルは東京と同じまたはそれ以上に近代的な街になっている。鉄道に関しても発展してきている。日本から一番近い外国である韓国。ちょっと気軽に海外鉄をするにはもってこいの国である。週末+2日間の休みが取れたら是非、韓国の訪問をお勧めしたい。


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