烏山線と日光線の旅


18きっぷ消化の旅、第一弾です。烏山線のキハ40国鉄色を見たいと思って出かけることにした。2両いるようなのだが、事前にネットで運用情報をチェックしてみると、今日は2両とも運用につくようだ。ともかく、宇都宮線で宇都宮へ。いつもどおり、余っているオレンジカードでグリーン車へ。平日なので、950円。18きっぷでケチくさく鉄してるのに、グリーン車に乗っては意味がないような気もするが・・・。


上野→宇都宮
宇都宮線 宇都宮行です。 グリーン車で出発します。
宇都宮駅 烏山線全線開業88周年 折鶴で作られています。
115系訓練車 側面の様子
宇都宮駅 とりめし ¥700 鶏そぼろと鶏肉がのっています。
付け合わせは、花豆、ワサビ漬けなどです。

宇都宮駅に到着して、最初にやることは駅弁購入。これから、烏山線に入ってしまうと恐らく、駅前にコンビニさえもないだろうし、ここで昼飯を調達しておかないと食いっぱぐれてしまう。しかし、宇都宮へ駅弁発祥の地だけあって、数多くの駅弁が取りそろえられていて、嬉しい限りである。値段の駅弁にしては低めの1000円未満のものも多く買いやすい。今回はとりめしを購入。ここで少し時間があるので、少し散策。115系スカ色訓練車なんかもいる。白河の同期はきっとこれでハンドル訓練したんだろうな・・・。俺も乗りたいなあ・・・。というかせめて近くで写真撮りたい。あいにく、線路4本くらい向こうで、遠景しか撮れませんでした。今度宇都宮に配属された同期に頼みこめば、乗るのは無理でも、近くで写真くらいは撮らせてもらえるかな。さて、まだ時間があるので、後で乗る日光線ホーム5番線にも行ってみる。日光が世界遺産になり、日光線の活性化のために、駅も車両もレトロ調の装飾が施されている。


烏山線 宇都宮駅
キハ40 1007 寿老人 ヘッドマーク
側面の様子 キハ40 1009
七福神 ヘッドマーク 烏山線カラー 側面の様子

ようやく、時間になり、烏山線が入線してきた。予想通り、烏山方に国鉄色が連結されている。国鉄色と言っても、もともとキハ40は、首都圏色とよばれた朱色5号1色で塗られており、今回のようなツートンカラーは存在していない。烏山線88周年を記念して2010年12月にキハ40 1003が、そして2011年4月にキハ40 1007の2両がこの国鉄色になったわけだが、初めてなのに、初めてでない懐かしさを感じる。


烏山線 烏山駅
キハ40 1007 側面の様子
寿老人 側面ステッカー とサボ キハ40 1009 烏山駅
七福神 側面ステッカー とサボ 烏山駅
烏山駅 駅名標 烏山線 七福神 記念撮影用ボード
烏山駅は毘沙門天です。 無事カエル

烏山線では各駅が七福神と関連づけられており、車両にもそれぞれ、七福神のシール式のヘッドマークが付けられている。途中の大金で列車の行き違いを行うと、ここから先はJR東日本管内では唯一となるスタフ閉そくとなる。つまり、大金〜烏山間は1列車しか入れないということである。タブレットではないのだが、よく似たわっかのスタフというものを運転士が携帯していく。先のダイヤ改正で久留里線でのタブレット閉そくが廃止され、このような後継は本当に珍しい存在になった。烏山では折り返しに1時間近くある上に、この後の列車がもう1両の国鉄色なので、ここで段落としをしなくてはならないのだが、駅前散策をしてもシャッター通りで、喫茶店はおろか、コンビニ1件もない始末。ここにいても仕方ないので、折り返しに乗って、小塙(こばな)駅まで戻る。大金に行ってしまうと交換で行き違い列車に乗れないため1駅手前で降りてみた。しかしこの小塙駅は駅前には民家が数件ある程度で本当に何もない。10分ほど待つと、烏山行がもう1両の国鉄色をつなげてやってきた。

烏山線 小塙駅
小塙駅 小塙駅 駅名標
小塙駅は恵比寿神です。 キハ40 1007 宇都宮へ向けて出発です。

再び、烏山駅に戻ってきて、また1時間近く時間がある。車内には入れるので、ここで宇都宮で仕入れた駅弁を食べてしまう。駅前には本当に何もなかったんで、宇都宮で買ってきて正解だった。

烏山駅
キハ40 1003 毘沙門天 ヘッドマーク
側面の様子 毘沙門天 側面ステッカーとサボ
キハ40 1004 大黒天 ヘッドマーク
大黒天 側面ステッカーとサボ 運転台にかかっているスタフ

烏山線 宇都宮駅
キハ40 1003 宇都宮 キハ40 1004 宇都宮
キハ40 1001 布袋尊 ヘッドマーク
布袋尊 側面ステッカー キハ40 1005
恵比寿神 ヘッドマーク 恵比寿神 側面ステッカー

今回の最大の目的の烏山線の訪問を終え、そのまま帰るのももったいないので、日光線に乗ってみる。日光へは東武が主流となり、JRでさえも、新宿から東武乗り入れの特急を走らせているくらいなので、もう日光線はローカル輸送に徹するよりほかないはずなのだが、新幹線から乗りかえて日光に行く客のために、駅と車両のデザインを一新している。車両は107系で、車体は新製だが、足周りは165系なのだから、この107系もそろそろ引退が近いことが予想される。列車は2+2の4両編成で通学の高校生を中心に座席の8割くらいが埋まるくらいの乗車率。なるほど、2両だと立ち客が出てしまうので4両ってことなのか。わずかにでも利用する大きな荷物をもった観光客を立たせるわけにはいかないという配慮があるようだ。

日光線 宇都宮駅
宇都宮駅 5番線ホーム 日光線専用のホームです。 5番線ホームだけ このような装飾になっています。
107系 日光線専用の塗装になっています。 宇都宮方 ヘッドマークもついています。
107系 日光方 ヘッドマーク 日光駅と華厳の滝のデザインです。
側面の様子 側面についたエンブレム 日光駅のデザインです。
方向幕も特製です。

「日光を見ずして結構と言えず」とはいうのだが、日光の折り返し時間はわずか6分。駅舎の写真を撮ってくるくらいが精いっぱいであった。

日光線 日光駅
日光に到着です。 日光駅 ホーム
日光駅 貴賓室
日光駅 駅名標 107系 宇都宮へ帰ります。

本当に予定は終了。まだ15時前だし、このまま宇都宮線で帰るのももったいないので、小山から両毛線、高崎経由で帰ることに。なんとなく小腹もすいたので、ここでもう1個駅弁を購入。買ったのは下野玄米弁当。本当に玄米って感じで玄米ご飯が苦手な方はお勧めはしません。小山までは211系。発車まで少し時間があるので、東海道線では見られなくなりつつある211系2階建てグリーンサロ212、サロ213をじっくり見学。といっても、見るだけで、小山までは普通車で移動。しかし、宇都宮線上りと両毛線の接続は到着の1分前に電車が行ってしまうという劣悪を極める。あまりの腹立たしさに、お客様相談センターに強烈なクレームでもいれてやろうかと思ったほどだ。次の列車は47分後。まあ、急ぐ旅でもなし。小山駅でもゆっくり見てまわるか。

宇都宮→小山
211系 黒磯行 211系 上野行
サロ212 サロ212−1119
サロ213 サロ213−1104
DoubleDeckerのロゴ
下野 玄米弁当 ¥700 玄米ご飯のお弁当です。

両毛線は日中は107系のようだが、夕方は2両では足りないということなのか115系4両での運用。この115系湘南色は高崎に残っているが、気が付けば、この高崎だけ。しかしここも安泰というわけではなく、もうそう長くはないだろうことはたやすく想像がつく。栃木から群馬へと入り、毎年この時期ならそろそろ桜の便りも聞こえる頃なのに、まるで真冬のような景色。日だけは長くなって6時過ぎまで明るのがまだ救いだ。

小山→前橋
小山駅
107系 小山方 107系 高崎方
115系 小山方 115系 高崎方

群馬県の県庁所在地の前橋に到着。県庁所在地なのに、高崎の方が鉄道の要所で存在感がある。ホームも高架の2面4線でこれといった特徴もないし、私鉄の上毛電鉄の前橋中央はここから1kmほど離れているので、乗換駅にもなっていないので、余計に寂しい感じがする。時刻表を大して見ずに行きあたりばったりで出てきたものだから、高崎で高崎線に乗り換えればいいかなって思っていたのだが、前橋を出るところで、前橋から直通の上野行とすれ違う。だったらということで、新前橋からとってかえして前橋から上野行に乗車。前橋から直通の上野行の乗るのは初めてになる。帰りもグリーン車なので、少しでも長い方が得した気分になる。という感じで、無事、上野に到着。今回の鉄は終了となった。

前橋→上野
211系 前橋駅
前橋発 通勤快速上野行 帰りもグリーン車です。

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