千葉都市モノレール　県庁前行

９９年５月１５日（土曜日）、今にも空が泣きだしそうな曇天の中、千葉都市モノレールの千葉―県庁前間を仕切りに行く。実はこの区間は３月２４日に開通していたのだが、勤務先の近くなので、いつでもいけると思って、ほったらかしにしていた。一応、気にはかかってはいたのだが、日々のとりとめもない生活に明け暮れているうちに、いつの間にか５月も中旬。重い腰を上げることにした。というより、実は１５日、せっかくの土曜日なのに休日出勤！まったくもう。ああ、いつの間にか俺も会社人間になっちゃったのかなあ。やだやだ。ってわざわざ出勤してやったのに、ちょっとトラブルがあって作業が延期になってしまった。っだよ！つうことで、用もない会社でブラブラしてても仕方ないし、時計を見ればまだ２時前。行くかって感じで会社を後に...。まずは京葉線で海浜幕張から千葉みなとへ。
千葉みなとからはモノレール。今回の開通で、今まで、１号線、２号線の千葉みなと―千城台間の直通運転が千葉みなと―県庁前間と千葉―千城台間の路線別運転に変更になった。そんなわけで、千葉みなとからいきなり目的地まで直通の県庁前行に乗る。このモノレールはモノレールの中でも少数派の懸垂式でここ千葉の他には湘南モノレールと上野動物園内のモノレールくらいしかない。ホームでも、下に線路がないというのはとても奇妙に思える。また、ぶら下がって走って、下には何もないというのは、一種のスリルを感じる。運転間隔は１０分に１本で比較的便利だ。モノレールを待ってると、ホームに「電車がきます」のサイン。モノレールも電車って言っちゃうんだな。でも電車というにはなんか違和感を感じる。「モノレール」は「モノレール」でしょう。はたして２両編成のこじんまりとした"電車"がホームに流れ込んできた。出発してまもなくすると、２号線との分岐駅である千葉駅に到着。千葉駅はご立派に２面４線。そこで、千城台行に接続するようになっている。ほとんどのお客が千城台行に乗り換えてしまうところをみると、この路線別運転はかえって不便になったんじ ゃないかなあって思ってしまう。ところで、モノレールのポイントはどのようになっているのだろうと思っていたら、以外と、単純。大きな線路？がそのまま大きく動くようになっているのだ。従って、モノレールが通らないほうは線路が途中で切れたようになっていて、なんかとても不自然である。起こらないと思うが、それこそ、脱線なんかしたら、そのまま下に落ちちゃうんじゃないかなって感じかな。
千葉から県庁前まではそんなに距離がないくせに、途中駅が栄町、葭川公園と２駅もある。車内はと言えば千城台方面行きとは違い、一気にガラガラになってしまった。ほどなく終点の県庁前。やれやれ。別に県庁なんかに用もあるわけじゃなし、すぐに折り返す。それにしてもやっぱり新駅はきれいだね。

さてとりあえず、千葉まで戻ったが、どうやって帰路につこうか？総武快速でそのまま横浜まででるか？って思って、切符を買おうとしたら、１０５０円。うわっ。高！って思ったけど、結局買ってしまい、快速ホームへ行く。その前に総武/中央緩行線のＥ２０９系のイオカードが売っていたので、思わず買ってしまった事を付け加えておく。ホームに上がると、先発があったが、すでに席がうまっていたので、隣りのホームから４分後にでる始発の久里浜行きに乗る。１１３系っていうのも気入った。何でも、今年中に横須賀/総武快速線の１１３系はすべてＥ２１７系に置き変わるというではないか。もしかしたら、これが最後になるかもしれないって思うと、１０５０円の投資も高くなかったと思える。時間が時間だけに珍しく比較的すいていて、しかも、途中、Ｎ'ＥＸにも抜かれることなく、順調に飛ばしていく。錦糸町を出ると、品川までは息の詰まりそうな地下区間。東京での客の入替えも思った程ではなく。品川に到着。なにげなく、遠くのホームを見ていたら。ん！．．．。おおおお。カ、カシオペアではないか！。そういえば、今日は確か品川駅でカシオペアの一般公開だったなあ。別に行 く宛もないから下りちゃおうかなあって思ったけど、そのまま乗車。実はカシオペアのデザイン自体がそんな好きではないので．．．。だいたい、銀色にオレンジだか紫だか細い線がいっぱい入ってるけど、あれ、いいか？いまいち趣味悪いって感じなんだよなあ。俺の方が美的センスがないのかなあ。っていいながらも今年の暮れに発売予定の鉄道模型は買うつもりなんだよな、一応。品川をでると、新川崎経由でまもなく横浜へ。一時間ちょっとの東京貫通の鉄を終えて、横浜をちょっとブラブラ買い物。降りそうだとは思っていたけど、いよいよ雨がぽつぽつ。それに、そろそろ疲れてきたので、地下鉄で帰宅することに。それにしても最近の横浜の地下鉄は結構混んでるよ。料金だって高くとっているのに、なんでこんなに赤字なの？まあ、僕に出来ることはせいぜい乗って上げることしかできないけど。

あざみ野についた時は雨は本降りになっていた。

Ｃｏｐｙｒｉｇｈｔ　１９９９　ＦＵＳＨＩＫＥＮ