房総一周の鉄 NO.DO.KAとニューなのはな快速すいごう


2010年3月13日、14日、20日〜22日に館山〜安房鴨川間にジョイフルトレインNO.DO.KAが普通列車として走ることになった。ちょうど18きっぷもあることだし、毎年この時期に走っていて前々から乗ってみたかったが、なんか予定が合わず乗りそびれていた新宿〜銚子をニューなのはなで走る快速すいごうも今回絡めてNO.DO.KA運転初日の3月13日に房総に出かけることにした。

まずは新木場から京葉線。快速が走る前の時間帯なので、各駅停車で蘇我まで行く。朝早いため、蘇我までほとんど爆睡。蘇我からは内房線。211系や209系がだいぶ進出してきたが、まだ113系が多数を占めている。蘇我では座れなかったが、八幡宿でなんとか座席にありつく。


新木場→蘇我→館山
京葉線205系 今回はこれでスタートです。 蘇我 蘇我→館山 113系 館山
館山からは安房鴨川行が連絡します。
でも、これには乗りません。
館山駅 南欧風の駅舎が特徴です。

館山からはいよいよNO.DO.KA。まだ入線はしていないので、少し時間を潰しに南欧風の館山駅の写真を撮影。そうこうするうちに千葉方からNO.DO.KAが入線。この列車、ジョイフルトレインにも関わらず、全車自由席の普通列車として運転。つまり普通乗車券のみで乗車できるというのだ。すごいサービス。さぞかし、マニアが集結するのだろうと思っていたのだが、ちらほらいるだけで、ガラガラ。もったいない・・・。車内先頭部が展望室。それ以外は、カーペット敷きにテーブルと座イスが並んだ配置となっている。ということで早速あがりこんで、足を延ばして窓側に座イスを向けて座り込む。東京からのさざなみ1号に接続してから発車となるのだが、さざなみ1号は強風で遅れているとのこと。この時はまだ、事態の重大さには気付いていなかった。約10分遅れで、さざなみ1号が到着。1座卓に1グループがほぼ埋まるくらいで出発。沿線にはカメラを構えたマニアの姿もちらほら。ところどころにある菜の花畑の中を通る様はいかにも房総らしい。

NODOKA
485系NO.DO.KA(のどか) 安房鴨川方 館山駅 ヘッドマーク
館山方 先頭部
安房鴨川に到着です。 館山方 勝浦方
安房鴨川 ホーム反対側から 館山方 勝浦方

NODOKA 3号車 クハ484−701
3号車 クハ484−701 側面帯はピンクです。
展望室 車内の様子

NODOKA 2号車 モハ484−701
2号車 モハ484−701 側面帯は水色です。
NO.DO.KA 側面ロゴ 車内の様子

NODOKA 1号車 クモハ485−701
クモハ485−701 側面帯は黄色
展望室 客室の様子

 1時間ほどで安房鴨川に到着。NO.DO.KAの写真を適当に撮ったり、昼食用の駅弁を調達したりする。安房鴨川は房総では今や貴重な駅弁取扱駅となっている。さて、乗り継ぎの外房線千葉行はNO.DO.KAの後からくる内房線の接続をとってからの発車。内房線は相変わらず強風で遅れているようだ。10分程遅れて出発。しかし、この列車も安房小湊〜行川アイランド間、風規制で徐行運転になってしまった。その影響で反対側からくる「わかしお」の行き違い待ちのため、安房小湊でしばらく停車することに。結局、この列車は15分遅れ。
 本来であれば、大網から3分接続で東金線に接続し、さらに、成東で2分接続で成東から普通列車になるしおさい5号流れに乗れるはずだったのだが・・・
散々、他の列車を待って遅れたにもかかわらず、この列車は大網で東金線に待ってもらえず、ここで45分あいてしまった。大網でブラブラしていても仕方ないし、次の成東行は千葉からの直通列車なので、次の土気まで迎えにいくことにする。土気はバブル時代に東急があすみが丘として宅地開発を行い、別名ワンハンドレッドヒルズとも呼ばれ、100坪を超える敷地で1億円の建売住宅を売り出したのでも有名な場所である。アメリカの高級住宅地になぞらえ、チバリーヒルズなんて言われることもあったが、今やそれも20年前。まだ開発は続いているようだが、1部ではかなり成熟し、閑静な住宅地となったようだ。駅から少し行ったところには東急ストアもあり、千葉にいながら、東急田園都市線沿線にいるような錯覚に陥る。
 この日、房総半島自体、強風の影響で、各線区ともダイヤ乱れが発生しているようで、東金線直通の成東行も15分程遅れてやってきた。そういえば、東金線にはいつも大網発の列車しか乗っていなかったので、今回、初めて、大網の東金線とのポイントを渡ることになった。このポイントを渡れたので、少しは気が治まる。(笑)。大網駅は東金線との分岐で大きくYの字型になっており、直通列車のみがこのポイントを渡って行き来する。と言っても東金線の約半数の列車が直通列車なのだが。15分遅れていても、さすがに、成東では銚子行の普通列車を待たせており、接続をとると慌ただしく出発。

安房鴨川→大網→(土気)→成東→銚子
安房鴨川駅 113系 安房鴨川→大網
うにとさざえめし 安房鴨川駅 味付けご飯の上に、うに、サザエ、ひじき、錦糸玉子が乗っています。
安房小湊で強風のため抑止中(汗;) 255系 BosoViewExpress 安房小湊
大網駅 211系 大網→土気
土気駅 113系 千葉行
土気→大網→成東 113系 成東に到着です。 成東→銚子 銚子に到着しました。

本当は銚子で、銚子電鉄にも乗る予定だったのだが、1時間のロスがあったため、諦めることに。とりあえず、写真だけはと思って行ってみると元伊予鉄道の800形が入っていた。まもなく、これまた伊予鉄道から来る元京王2000系が入るため、800形の前面にはLAST RUNのステッカーが貼ってある。味のある旧型車両がなくなっていくのが残念だが、相当傷みもひどくなっているので、致し方ない。できれば、どこかの駅前にでも保存してほしいものであるが・・・

銚子電鉄
元伊予鉄道 デハ801 銚子駅 LAST RUN ステッカーが貼ってあります。
外川方 外川方にもLAST RUNステッカーが貼ってあります。
銚子⇔外川 サボ 古豪もいよいよ引退となってしまいます。

そして今回の最後は、ニューなのはな使用の快速すいごう。510円の指定券を買えば乗れてしまう。このにゅーなのはな、485系の改造であるが、用途に応じてボックスシートとお座敷の両方に変えられるというジョイフルトレインとしてはすぐれもの。今回はボックスシートとして運用される。1人でお座敷に乗るのはなんか侘しいので、ちょうどいい。「すいごう」ということで、元特急すいごうのルートである、成田線経由で運転される。帰りの上りなので、混んではおらず、ボックスに相席にはならず、1ボックス占領することができた。

ニューなのはな 快速すいごう
485系ニューなのはな 房総の海の青と菜の花の黄色が鮮やかなカラーリングです。
ホーム反対側から サボは「快速」表示です。
運転台の様子 車内の様子 快速すいごうはボックス席として運転されました。

ニューなのはな 各車両の様子
1号車 クロ484−5
2号車 モロ484−9
3号車 モロ485−7
4号車 モロ484−8
5号車 モロ485−6
6号車 クロ485−3

ということで、いろいろ波乱もあったが、NO.DO.KA、ニューなのはなと2つのジョイフルトレインを使った房総1周の鉄も無事終えることができた。

銚子→新宿
新宿に到着しました。 千葉方 新宿駅

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